スピーカ駆動メロディ音

3端子メロディICを使って、スピーカからメロディが流れる物を作りました。
データシートのAPPLICATION CIRCUITS(応用回路)では、トランジスタがHE8050Sですが手持ちのS8050Dを使用しました。
S8050Dの方がコレクタ電流もコレクタ損失も大きいのでベース抵抗を4.7KΩ→1KΩに変更しました。出力が大きくなりました。
電源のバイパスコンデンサは、UTC社のデータシートでは0.1μFになっていますが、UMC社のデータシートは1μFになっています。トランジスタをS8050Dに変えて出力も大きくなっていますし、大きい方が良いだろうと言う事で1μFにしました。

スピーカー出力のオルゴール回路図

部品について
メロディICは3端子メロディICのLEVEL HOLD Modeタイプ(メロディが連続で再生するタイプ)を使って下さい。ONE SHOT Modeタイプ(電源が入ると1曲だけ再生するタイプ)の場合は、スイッチを追加する必要が有ります。
電解コンデンサの耐圧は3V以上であれば良いです。私は手持ちの50Vの物を使いました。
スピーカは3.2Ωのものでも動作しますが、UM66Tは高音がうるさい感じがします。 

           部品表

部品名 個数 当店単価
3端子メロディIC
 UM66T−01L(クリスマスメドレー)  
どれか
1個
70円
 UM66T−05L(スイートホーム) 70円
 UM66T−09L(ウェディングマーチ) 70円
 UM66T−19L(エリーゼのために) 70円
 UM66T−32L(カッコワルツ) 70円
 UM88T−19L(エリーゼのために、和音タイプ) 90円
 HT3810E(スモールワールド) 130円
 HT3813A(ジングルベル) 130円
トランジスタ:S8050D 10円
抵抗1kΩ1/4W 5円
電解コンデンサ1μF なし
φ29mmフイルムスピーカ8Ω 50円
ユニバーサル基板ベーク50×72mm 40円
電池ホルダー単3×2本 なし

作りましょう!
メロディICとトランジスタと電解コンデンサの極性に注意しましょう。
配線に間違いがないかもう一度見直してから、電池をセットしましょう。
メロディが流れましたか?

フイルムスピーカー出力の基板
小さなスピーカですが十分な音がでます。
1.5Vにして見るとテンポが少し遅くなり、音も小さくなりました。

コーンスピーカー出力の基板
フィルムスピーカよりコーンスピーカの方が音が良くなるのではと思い、手持ちの直径10cm3.2Ωのスピーカに交換してみました。
メロディIC:UM88T−19Lの和音タイプでは音が良くなった気がしました。しかし、UM66Tでは高音が耳障りになりました。
みなさんも色々なスピーカで試して下さい。

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